CMRT(内臓反射療法)は、
「カイロプラクティック・マニピュレーティブ・リフレクス・テクニック」の略称で、
いわゆるツボ押しで内臓の働きを回復させるテクニックです。
鍼灸などの東洋医学では、
ツボ治療に際して脈診などを行い、経絡の流れで判断します。
(引用元)
人体には経絡というエネルギーの流れがあり、
そのエネルギーは人体の各所で合流、分岐しています。
この合流地点、分岐地点が経穴(ツボ)であり、
これを刺激することでエネルギーの循環を改善し、
人体を健康に導きます。
それに対しカイロプラクティックのCMRTでは、
後頭骨にある繊維状のしこりの場所によって、
問題のある椎骨を特定します。
問題のある椎骨がわかると、
どの内臓に問題があるかが分かります。
例えば「胸椎8番は肝臓」といった感じです。
<背骨と内臓の関係>
胸椎1番:冠状動脈
胸椎2番:心筋
胸椎3番:呼吸器
胸椎4番:胆のう
胸椎5番:胃
胸椎6番:すい臓
胸椎7番:リンパ、脾臓
胸椎8番:肝臓
胸椎9番:副腎
胸椎10番:小腸
胸椎11番:腎臓
胸椎12番:腎臓
腰椎1番:回盲弁
腰椎2番:盲腸
腰椎3番:卵巣 睾丸
腰椎4番:大腸
腰椎5番:子宮、前立腺
これは人体に張り巡らされた交感神経と副交感神経が
背骨から伸びて、各内臓に繋がっているためです。
(引用元)
CMRTでは問題のある内臓に対しそれぞれ治療ポイントが存在し、
それをツボ押しのような刺激を与え治療します。
とはいえ、「単にツボを押せばいい」という訳ではありません。
あくまでも前回解説したSOTのカテゴリーシステムの流れの中で、
治療していく必要があります。