過度の運動が「太る体質」の原因に
「部活を引退したら太ってしまった!」
治療院を続けるなかで、中学生・高校生からこうしたご相談を受けることがあります。多感な年頃ということもあって、ご本人もとても悩んで来院されます。
前回まで中年太りの原因についてご説明しましたが、実は若い方も原因は同じ。やはり免疫力の低下が肥満の引き金となっています。
そもそも「部活で運動をしていたから、体重や体型をキープできていた」というのは自然ではありません。
ダイエットというと「食事(カロリー制限)」と「運動(カロリー消費)」がテーマと考えられています。しかし、本当に大切なのは「免疫力」です。免疫力が十分あれば、体重や体型が自然に維持されるものなのです。
たしかに運動によってカロリーを消費していれば、その時は太りません。しかし、過度の運動は免疫力を低下させます。運動によって免疫力が低下すると、身体が太りやすい体質に変わります。
運動によって太りやすくなった状態で、運動をやめるから太ってしまうのです。(疲労度と消費カロリーのバランスによっては、運動していても太ります)
「老化」は老人だけじゃない
免疫力が低下し、その影響で太る。これは一言で言うと「老化」です。最初に申しあげたように中年太りと変わりません。信じられないかもしれませんが、若い人でも老化によって太るのです。
老化はどの年代でも起こります。ここ数年は、気候変動による寒暖差や気圧差、食生活の変化によってほぼ全員の免疫力が低下しています。若い人も含めて「老化」に注意しなければいけない時代なのです。
もちろんなかには生まれもった体質によって、太らない人もいます。オリンピックでメダルを取るような生まれもった運動能力を持った人は、大きな免疫力の低下が起こりません。運動をやめても体重増加が起こらない場合、その方は免疫力があると考えてよいでしょう。
しかし、そこまでの免疫力を持った方は多くありません。にもかかわらず何よりも大切な免疫力を意識せず、「食事」と「運動」だけに注目しているため、思うように体型がキープできません。
たとえば学生さんなら受験期や進学が部活をやめるタイミングです。部活をやめて体重が増えて「ヤバイ」と思って、運動を再開しても、部活と違ってストイックになりきれません。そのため消費カロリーが増えず痩せられません。
しかも中途半端に運動を再開したことで免疫力の低下が起こり、太りやすい体質になってしまいます。さらに運動しているので「少しくらいならいいだろう」と甘さが出てしまい、食べすぎてしまうのも免疫力の低下を加速させます。
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もしこうしたお悩みがあれば、ぜひ一度当院にご相談ください。
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新発田市カイロプラクティック川村治療院