身体が引き起こす精神的症状
- 喉が詰まる
- 息苦しい
- わけもなく不安になる
- 力が入らない
こうした精神的症状は「心の問題」と考えられがちです。そのため心療内科を思い浮かべる方も多いと思いますが、必ずしも心が問題とは限りません。例えばイライラの原因が胆嚢であるように、喉のつまりや息苦しさ、不安感は心臓が原因の場合があります。
根本的な原因はやはり免疫力低下ですが、食事を気をつけるだけでもある程度改善できます。ではどう気をつければ良いのか。 意外かもしれませんが、これから旬になるタケノコや山菜、そして秋に多く摂りがちな根菜類です。
根菜が心臓に悪影響を与える
根菜などに含まれる非水溶性の食物繊維は胃に負担をかけます。そして胃の負担が心臓に影響して、症状を悪化させます。特に旬のタケノコは群を抜いて負担をかけます。次は根菜類で、レンコン、人参、ごぼうが要注意です。豆類では枝豆も多く食べると大きな負担となります。
根菜が身体に悪いわけではなく、身体に良いと思い込み 「摂りすぎる」と問題になります。(筍については、少量でも良くありません。)
具体的に言うと、
- 肉じゃが
- 煮物
- きんぴら
といった根菜を使った料理が複数、食卓に並ぶことはありませんか? お腹がいっぱいにもかかわらず「野菜だから大丈夫」と思い、残さず食べてしまうと胃に悪影響を与えます。根菜は一品くらいにして、葉物野菜の料理と組み合わせると良いでしょう。
ただこれは私が臨床の中で気づいた事ですので科学的根拠はありません。以前、お話しした小麦と同じです。私は以前から「小麦は免疫力を低下させる」と経験から実感していましたが、なかなか理解されませんでした。しかしプロテニスプレイヤーであるジョコビッチ選手のエピソードが広まるにつれ、その悪影響が認められるようになりました。
小麦の悪影響については、当ブログの過去記事をご覧ください。
■食生活の重要性 小麦は免疫力を低下させる■
根菜類の悪影響についてもいずれ認められると思います。いずれにせよ根菜類を控えるのは、そんなに難しくありません。根菜を控えたからといって悪影響もありません。すぐに実行できるので、ぜひ実践してみて下さい。
ちなみに消化に悪い食物繊維の過剰摂取は心臓問題を悪化させ、下痢につながります。心臓に関する記事でも説明した頻尿と同じ理屈で、体液を排出して心 臓の仕事量を減らそうとする防御反応です。
実際の改善例
食物繊維は大腸に良いと言われています。しかし免疫力が低下していれば便秘にも、食べ過ぎれば下痢にもなります。 実例を挙げると、長く通院されているアスリートの患者さんが突然スランプに陥ったことがあります。
その患者さんによると「持久力がなくなった、息が苦しくなる、体に力が入らない」といった症状で、チーム練習についていけなくなりました。それで慌てて来院されたのですが、質疑応答からタケノコをたくさん食べたことがわかりました。
その年はタケノコが豊作で、近所や親戚からたくさん頂いたそうです。また本人もタケノコが大好物で、 連日タケノコ尽くしを楽しんでいたそうです。
治療もしましたがタケノコをやめたことで、すぐさま本来のパフォーマンスを取り戻しました。普段から通院されていて体力は十分ある方なので、治りが早かったのだと思います。今ではタケノコの時期になると、いつも笑い話になっています。
不調の原因を明らかにするカイロプラクティック
今回のように精神的な症状を内臓が引き起こしていることは珍しくありません。しかし、それを個人で特定するのはほぼ不可能です。カイロプラクティックは様々なテストにより、症状の根本原因を見つけます。
最近は免疫力が全体的に低下しています。なんとなく調子がすぐれない、気力低下が著しい、原因不明の喉の詰まりや息苦しさを覚えるなど。一般の病院に行っても「ストレス」や「不定愁訴」で片付けられてしまい、当院にいらっしゃる方が増えています。
「どうも調子が悪い」とお悩みの方はぜひ一度、当院にご相談ください。
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新発田市カイロプラクティック川村治療院