腕から指先の痺れ、両手の冷えの原因は? 過度のジョギングやウォーキングは逆効果

手の痺れや冷え

こんにちは、川村です。
本日の患者さんは30代女性でした。

 

  • 腕から指先までの痺れ
  • 両手の冷え

に悩んで来院されました。

 

簡単なヒアリングを終えて、早速施術へ。
SOT治療の後にCMRTチェックすると、
胸椎1番の問題を発見しました。

 

胸椎1番は心臓の冠状動脈の問題です。

 

心臓

(心臓イメージ図:引用元

心臓は身体中央からやや左側に位置します。
なのて症状も左側に出ると思うかもしれません。

 

しか、痺れは左右どちらにも症状が現れます。
またヒアリングで聞いていた手の冷えも、
典型的な胸椎1番(心臓)の症状です。

 

また施術中の質疑応答で、
頻尿と多汗にも悩んでおられるとのこと。
こちらもまた胸椎1番の典型的な症状です。

 

頻尿

(引用元)

 

体液が増えると心臓の仕事量が増えます。
そのため心臓は自分を守るために防御反応を起こし、利尿ホルモンを分泌します。

 

これが心臓問題が頻尿や多汗につながるメカニズムです。

 

施術としては、心窩部と左母指球、
鎖骨などのマニピュレーションを行いました。

 

他にも食事指導と免疫力を高める体操を指導。
次回の予約は1カ月後になりました。

 

施術中の質疑応答で明らかになったのですが、
この患者さんは健康の為にジョギングを日課にしているとのこと。

 

過度のジョギングは急性心不全を起こす危険性があることを伝えました。

 

ジョギング

(引用元)

 

世間では「1万歩歩くと健康に良い」
と言われていますが、毎日1万歩も歩いたら
その疲労から寿命が短くなるので注意して下さい。

 

そもそもこの1万歩というお題目は、
1964年の東京オリンピックを盛り上げるために
提唱されたスローガンです。

 

しかし、このスローガンには何の根拠もなく、
「単にマーケティング(商業)目的で聞こえのいい数字だから使われただけ」

 

ということが、ハーバード大学の社会文化研究者
セオドア・ベスター氏の研究で明らかになっています。

 

いつの時代にも健康ブームはありますが、
その中にはいかがわしいものも含まれています。

 

時には身体に害になるものもありますのでご注意ください。

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